第43回研究会
オーダーメイドのスクリプトを作る(ペインコントロール編)
- 基礎事項
- IASP(International Association for the Study of Pain)による痛みの定義
- 痛み
- 急性
- 慢性
- 注意事項
- 痛みを取ることの危険性
- 痛みが取れるのと治るのは同じではない
- ペインコントロールのアプローチの基本
- 手術の準備としての催眠
- 痛みに対する催眠のタイプ
- 参考スクリプト
- 手袋
- Long term Pain Management(ストレート)
- Brief Pain Management(メタファ)
第42回研究会
オーダーメイドのスクリプトを作る(基礎編)
- 基礎事項の確認
- 催眠とは?
- なぜ催眠か?
- 催眠セッション
- コミュニケーションの基本
- スクリプトを作る
- 重要な事 -クライアント自身の解釈-
- メタファとは?
- 基本的なこと
- ミルトン・エリクソンと馬のエピソード
役立つ情報源
IJCEH:International Journal of Clinical and Experimental Hypnosis
http://ijceh.com/
第37回研究会
権威
1、ミルグラム実験
- 仮説
- 実験方法
- 実験結果
- 他の実験
- ミルグラムの被験者の話
2、権威の影響力とは
- 権威ある地位を占める者
- シンボル
- もっとも影響力が強い三つの権威のシンボル
- 大きさと地位
- 防衛法
- 権威による影響力への理解
3、【まとめ】
※参考資料
第35回研究会
1、社会的証明とは何か
- 犬を恐れる子どもを扱った第二の研究と、引きこもりの子供
- たくさん人がいても、その中から一人だけ選ぶこと
- 財布の実験
- ウェルテル効果
- 人民寺院の事例
2、社会的証明のまとめ
※参考資料
第33回研究会
1、返報性の法則
- 返報性のルールはどのように働くか
- 政治の世界における返報性のルール
- 返報性のルールは不公平な交換を引き起こす
- もうひとつのルール
- 【参考】
- 知覚のコントラスト
- ウォーターゲート事件
- 【参考】
- 「拒否したら譲歩」
- 責任を感じる
- 満足感
- ルールを退ける
2、返報性の法則:まとめ
3、認知不協和の理論
4、サイコパス(精神病質)
※参考資料
第32回研究会
- 1、 科学者 ― 実践家の溝とその源
- 2、 過度の開明派と過度の懐疑派の間での妥協案
- 3、 なぜ疑似科学的な手法が害を与える可能性を持つのか?
- 4、 認知バイアス
- 5、 科学と疑似科学の差異
- 6、 詭弁
- 7、 プラセボ効果とは
※参考資料
臨床心理学における科学と疑似科学
第31回研究会
DSMについて
- アメリカ精神医学会
- DSMの歴史
- 大うつ病エピソード
- DSM-IV-TRの診断カテゴリー
- ICD-10(WHOによる国際疾患分類)について
催眠と脳の関係
- ブロードマン46野やノルアドレナリン投射系について
- 46野を含む背外側前頭前皮質(DLPFC : dorsolateral prefrontal cortex)の機能について
第30回研究会
1 カチッ、サー
- 自動的、固定的行動パターンについての解説を読み、それについて議論した。
- 宝石店の例
- 七面鳥の親鳥の例
- 【設問】
- 動物にみられる固定的行動パターンとはどのようなものか。これらは、ある種の人間行動とどのように類似しているのだろうか。
- なぜ、人間の自動行動反応はそれほど魅力的なのか。また、なぜ危険なものなのか。
2 ミルトン・エリクソンの言語パターン
- 原文と日本語を照らし合わせ、新しいパターンのアイデアを出し合った。
※参考資料
影響力の武器[第二版]
第29回研究会
ミルトン・エリクソンの言語パターン
- ひとこと
Have A Clear In Mind
- セッションにおいて、クライアントのどんな反応を望むのか、明確に心に描くことが大事。
- 脳神経組織というものはゴールを求めるものだから、それに明確なゴールを示すことで脳神経がその達成を助けてくれる。催眠セッションであれば、クライアントはどのような形でトランス状態に入っているか、また、笑うならばどのように笑うのか、見えること、聞こえること、感じることを具体的に示す。
- そうすることによって、自分自身の潜在意識がそのゴールを達成するように働く。
※ゴールは、事前にクライアントとよく話し合って決めておくのが良い。
不可能なゴールを定めるのは意味がないので、最初から避ける。また、ゴールについての共通のイメージを持つことによって、お互いに不要な万能感や依存関係に陥ることも避けられるだろう。
第26回研究会
1.アドラー心理学
- アドラーの人物象
- 基本理念
- a.全体論 : 人間は要素に分割できない統合体である
- b.目的論 : 人間は基本的に合理的である
- c.対人関係論 : 人間の行動はすべて対人関係行動である
- d.認知論(現象学) : 私たちは、私たちが与えた意味づけを通して現実を体験する
- e.自己決定性 : 柔らかな決定論
- その他 : 「力への意志」、「劣等感」ということについて
- 勇気づけという技法について
2.リスク評価
- リスク評価活動の流れ
- どういったものをリスクと考えるか
- 原因と影響の分析
- リスクの点数化
- 対処方法と効果に対する評価
第25回研究会
1.(エア)クッシュボール
- マイムでGood & New
2. インプロゲーム
- ワンボイス-初めての方も含め、皆さんよく揃っていました。
3. ミルトン・エリクソンの催眠パターン
- a.単純な接続 「~そして、~」
- b.意味を含んだ接続 「~していると、~するにつれて」
- c.原因-結果 「~、なぜなら~だから」
- d.生成文法の考え方に基づく、言葉の表層構造と深層構造の分析
- -文法上の誤り、あいまいさ等
4..ブラジルの心理学者 エリアス、マルチュレーヌのワークの紹介
- *知能指数をあげるコミュニケーション
- 「自分の好きなものを言う」
- 「それについて相手の考えを質問させる」
- 「自分の感情を言葉にする」
第24回研究会
1.簡単なインプロゲーム
- ワンボイス、拍手回し、フォーカスのパス(サイレント)
2.スクリプト研究 「痛みのコントロール」
- ミルトン・エリクソンが実際に使用した次の三つのスクリプトを研究。
- 1)靴やメガネなど、身に着けているものの感覚を忘れたり、思い出したりできる。
- 2)痛みの質について、焼け付くような、刺すようなものから、鈍いものへと変える。
- 3)神経が痛みを伝達するモデルに基づいて、それを感じ難くするためのメタファ。
3.ダレン・ブラウン映像研究
- 次のような映像の解説など
- 1)痛みのコントロールを行う実験。
- 2)太陽を消失させる - 催眠誘導。
- 3)ついたての向こうで、相手が右手/左手のどちらをかざしているか当てる。
- 4)アンカリング、イメージなどを利用して、色感覚を混乱させる。
関連項目
- 影響力の武器[第二版]
- 臨床心理学における科学と疑似科学
- DSM-IV-TR精神疾患の分類と診断の手引
- 前頭前皮質―前頭葉の解剖学、生理学、神経心理学
- 心理学を変えた40の研究―心理学の“常識”はこうして生まれた
- 心は実験できるか―20世紀心理学実験物語
- 服従実験とは何だったのか―スタンレー・ミルグラムの生涯と遺産
- 服従の心理
- 社会心理学ショート・ショート―実験でとく心の謎
- アイヒマン調書―イスラエル警察尋問録音記録
- 目撃者の証言
- 抑圧された記憶の神話―偽りの性的虐待の記憶をめぐって
- 人間の記憶―認知心理学入門
- 証言の心理学―記憶を信じる、記憶を疑う (中公新書)
- 生きる勇気と癒す力―性暴力の時代を生きる女性のためのガイドブック
- 論理的な英文がスラスラ書けるようになる本
- 超常現象の心理学―人はなぜオカルトにひかれるのか (平凡社新書)
- こっくりさんはなぜ当たるのか
外部リンク
論文
Crazy therapies: What are they? Do they work? : By M. Thaler Singer and J. Lalich. San Francisco, CA: Jossey-Bass Publishers, 1996,